バイオマスとは?1分でわかる「バイオマス」ざっくり解説

エネルギー
Man holding wooden pellets
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バイオマスとは?

バイオマスとは、生物資源の量を表す概念で、エネルギーや物質に再生が可能な、動植物から生まれた有機性の資源のこと。石油や石炭などの化石資源は除く。

バイオマスの種類

バイオマスは資源として存在している状態によって以下のように分類されます。

廃棄物系バイオマス

家畜排せつ物、食品廃棄物、廃棄紙、黒液(パルプ工場廃液)、下水汚泥、し尿汚泥、建設発生木材、製材工場等残材など

未利用バイオマス

稲わら、麦わら、もみがら、林地残材など

資源作物

糖質資源(さとうきび等)、でんぷん資源(とうもろこし等)、油脂資源(なたね等)、柳、ポプラ、スイッチグラスなど

バイオマスはなぜエコなのか?

バイオマスは、直接燃焼したりガス化したり、発電に利用したり、さまざまな形のエネルギーとして利用できます。

燃焼時にはもちろんCO2を排出しますが、原料となる生物の成長過程で光合成により大気中から多くのCO2を吸収するため、バイオマスは、大気中で新たに二酸化炭素を増加させないカーボンニュートラルな資源といわれています。

また、未使用であったり捨てていたものを資源として利用する点からも再生可能エネルギーとして注目されています。

会津若松市「バイオマス活用推進計画」

福島県会津若松市では、2023年を目標に生ごみ・廃食用油・間伐材などの利用率を高める取り組みをしています。

以前から会津若松市では、豊富な森林資源を活かした林業が盛んでしたが、コスト課題から伐採後に間伐材が林野に放置されてしまう問題に悩まされていました。

そこで2012年から間伐材の搬出の支援を始め、これらの間伐材は合板や燃料に加工されるようになりました。また、市内にあるバイオマス発電会社「株式会社グリーン発電会津」が木質バイオマス発電を始め、木質バイオマスを利用推進しています。

会津若松市は、未利用の間伐材を用いたバイオマス発電の利用率を、2010年から2023年までに20%引き上げる目標を策定し、その結果、2014~2016年には35%前後に上昇、2019年までに目標の20%を達成しました。

 

バイオマスは、木屑やゴミなど今まで捨てられていた生物資源のことで、エコ&無駄のないエネルギー源と言える。

 

バイオマスに似ている用語

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知っておきたいエネルギーの基礎用語~地域のさまざまなモノが資源になる「バイオマス・エネルギー」

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バイオマス発電事業の実施事例【自治体事例の教科書】

 

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ちゃいこふ

IT企業→ビジネスマッチングの会社で働く25歳。
リサーチ業務を通して、日々いろんな業界の基礎知識を吸収中。
初心者でもなんとなくわかった気になれる用語辞典を目指してます。

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